『魔神皇子の愛しき小鳥』発売記念 宮緒 葵先生特設ページ

帯入れ込みイメージ

インタビュー

新作『魔神皇子の愛しき小鳥』は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

 昔から戦闘機が大好きで、戦闘機が登場する本を読んだりゲームをプレイしていたんですが、どうせならファンタジー時空に戦闘機を飛ばしてみたい…! と担当さんに語っていたら、『じゃあ書いてみますか?』と仰って下さったのがきっかけです。いつもながら懐の深い担当さんには感謝しています。

新作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか? また、タイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。

 いつもながらぎりぎりまで決まらなかったので、担当さんと一緒に「魔神…皇子…」「愛しき金糸雀…いや小鳥の方が…?」と連想ゲームのように悩みながら決めました。

創作に入られる際、タイトルとプロットは、どちらを先にお決めになりますか?

 プロットが先です。タイトルはいつもぎりぎりまで決まらなくて…。担当さんとはコードネームで呼び合っています(このお話なら『トッ○ガン』とか…)。

新作『魔神皇子の愛しき小鳥』は、どんな物語でしょうか?

 独占欲と執着心の塊のようなわけあり皇子が、唯一心を許した小鳥(受け)を手に入れるため全力をつぎ込むお話…というのがネタバレ防止用の説明です。今回はお話の構造もかなり特殊で、受けにも秘密があるので、色々推理しながら読んで頂ければと思います。

今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。

 攻めと受けが共に戦闘機で出撃するシーンと、中盤で大きくストーリーが化ける瞬間です。「そういうことか!」と驚いて頂けたら嬉しいですね。

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか?

 攻めのクロノゼラフは身分も容姿も才能も、全てに恵まれた皇子様ですが、受けのためにしか動きません。受けは…うーん、何を言ってもネタバレになるので詳しくは言えませんが、見た目に反してなかなかしたたかな小鳥です。

各キャラクターの個性も読みどころの一つだと思います。
彼らのスタイルに、テーマやこだわりがありましたら、教えてください。

 私はいつもキャラの容姿に関してはおおまかなラインしか決めない(髪や目の色、可愛い系か美人系かなど)ので、細かいところはイラストレーターの先生にお任せしているのですが、今回はみずかねりょう先生に素晴らしい二人を描いて頂けて感動しています。特に受けが…ネタバレ対策であまり詳しく言えませんが、どちらも素敵でドキドキしました。

苦労された点や楽しかった点はどんなところでしょうか?

 やはりネタバレ対策で詳しく言えませんが、ストーリー全体の構築です。かなり珍しいパターンの展開だと思います。あとはルビの多さですね。総ルビも多く、ルビを振るのは担当さんのお仕事なので、担当さんには苦労をかけてしまいました…。

お気に入りのキャラクターや書き(動かし)やすい、または思い通りにならないなど、キャラクターで違いがありますか?

 受けはカラッとした性格で動かしやすかったのですが、攻めのクロノゼラフがとにかく粘着質でウジウジした性格で、何かというと「我が小鳥…」モードに入ってしまうので、行動させるのに苦労しました。

書き進めるうちにキャラクターやプロットに変化や発見がありましたか?

 プロット(二万字越え)を読まれた担当さんからは「これ本当に規定ページ数に収まります?」と心配されていて、私も内心ヒヤヒヤしていましたが、なかなか綺麗に収まり、最後にはプロットになかった展開も入ったので、攻めのクロノゼラフが応援(脅迫?)してくれていたのかな…と思いました。

創作中は毎日、時間を決めて机に向かわれているのでしょうか?

 季節によって多少変わりますが、だいたい毎日午前9時から13時まで執筆、16時まで昼食兼自由時間、19時まで執筆…というスケジュールです。ただし一日あたりのページ数上限に達したら、何時でも執筆を終了します。

癒しのアイテムや気分転換の方法、またハマっていることなどがおありですか?

 丸くなって寝ている猫の真ん中に顔を埋めて吸いまくっています。猫パンチを受けるまでの短い間ですが…。

最近読まれた小説・コミック・映画などでおすすめの作品はありますか?

『読むだけですっきりわかる戦国史』
後藤武士・著 宝島社

 再読なんですが、誰もが混乱しがちな応仁の乱をわかりやすくまとめてあり、時折突っ込みを入れつつの独特の語り口調のおかげでさらっと読めます。もう一度日本史の授業を受けてみたいなと思わせてくれる一冊です。

BLで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えていただけますか?

 全くその気がない受けが女郎蜘蛛のような美人攻めにからめとられたり、二足歩行の無駄に優秀な犬を無理やり飼わされることになったり、バブみのある攻めにいい子いい子されて堕とされたり…語り出したらきりがないですね。

作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?

 そのお話の世界観に合った言葉を使うことです。時代物では意識して古い言い回しを使ったりします。一方でよけいな描写はなるべく省き、一読するだけで自然に設定が頭に入ってくるよう工夫しています。

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

 人狼ゲームが好きなので、いつか人狼ゲームネタでほのぼのするお話を書いてみたいです。

読者様にメッセージをお願いします。

 いつもお読み下さりありがとうございます。今回のお話は受けに執着しすぎる重たい攻め…はいつものことですが、おそらく他には無い設定とストーリー構成で、わくわくしながら楽しんで頂けるのではないかと思います。ぜひご感想を聞かせて下さいね。

魔神皇子の
愛しき小鳥

著:宮緒 葵
ill:みずかねりょう

笠倉出版社/クロスノベルス

発売日:2023年08月10日

STORY

我が愛しい小鳥。
そなたに出逢えて、私もらっきーだったぞ

運命に導かれた再生ファンタジーBL
冷酷なカリスマ最強皇子
×
巻き込まれた訳ありパイロット

「逃がしはしない。何があろうと、絶対に」
辺境の村で養父母たちと暮らしていたカイは偶然が重なり、魔力がない彼には操れないはずの戦闘機を乗りこなしてしまう。その後、村を守るため、戦闘機パイロットになるカイ。
右も左もわからない彼を導くのは、最も濃く魔神の血を引き、帝国最強の第二皇子クロノゼラフ。
自ら伝説の死神級戦闘機に乗り、カリスマと冷酷さを併せ持つクロノゼラフは、時折カイに誰かの姿を重ねているようで……?
抗えない執着の鎖に絡めとられた運命の行方は――!

お試し読み一部公開!

※画像右側をクリックすると次のページに移動します。

※画像右側をタップすると次のページに移動します。

この続きはノベルスをチェック♪

特典情報

有償特典付商品

有償特典アクリルコースター

+

コミコミ特典書き下ろしSS小冊子

商品ページはこちら

※特典はなくなり次第終了となります。
※商品ページに記載がある特典はお付けします。

通常商品

コミコミ特典書き下ろしSS小冊子

商品ページはこちら

※特典はなくなり次第終了となります。
※商品ページに記載がある特典はお付けします。

©️宮緒 葵/みずかねりょう/笠倉出版社

TOP